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夜、非常灯だけが灯った居住区、食堂、管制室、勿論甲板で白い影を見た人が多数出ました。
しかし私は幽霊はおろかUFOも一度も見たことが無いので、白い影は見ていません。
数日後ミッドウェー沖で慰霊祭は行われ、花環とお酒が投入されました。
まず夏の白いセーラー服に着替えて(以前里帰りした時地元のスナックでおねーちゃんに、自分用のセーラー服を持ってるって話したらー、きれーな姉ちゃんは猫のフンを見る様な目になった)甲板に整列します。夕方から少し波が出て来て風が強くなっていました。
そしてラッパによる国歌、儀仗隊による空砲、(この時使われたライフルは米軍が大戦中に使っていたМ1ガーランド、だった)次に艦長が花環を投入して、続いて私がお酒の瓶を傾けて海へとー、しかし下からの風に煽られて真面にお酒をかぶってしまいました。
そして明日はハワイ入港だという日没後のこと、私は艦橋伝令として艦内電話を装着して艦橋に立ちました。これはヘッドホン式の無電池電話と言って私の電話は左右見張りとCIC(レーダー関連)に繋がっています。
周りは少し暗くなってますがまだ人物等ハッキリと認識できます。
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