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悪魔、起動……
一方、彼が後にした教室では将太に続いて手を挙げた人がいました。
「先生、もしかしたら保健室に先生がいないかも知れません。職員室に呼びに行こうと思ったんですけどいいですか?」
「ん? ああ、そうだな。保健の先生がいなくて風間を職員室まで行かせるのは可哀想だしな。よし、じゃあ頼んでいいか?」
「わかりました」
そう言ってスッと立ち上がった人影。
その口元に、この世のものとは思えぬ不気味な笑みが浮かんでいたことに……教室の中の誰ひとり、気がついた者はいませんでした。
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