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意外なお母様!?
「ただいま」
「…( ̄ヘ ̄メ)」
「ごめんよ、アイリ。そう怒るなって」
兄さんが私を宥める。
だって、だって!!!
「ただいまぁ~」
城に響く甘い声。
「おかえり、母さん」
「おかえりなさい」
「だだいまぁ~ふだりどもぉ~」
「うわっ、お酒臭い!」
「本当だ」
不機嫌な私は家では言葉数がすくなくなる。
「アイリっ!」
お母様に急にキッと睨まれる。
「おかぁさん心配だったのよぉ~!アイリは居なくなるし、レオは途中で帰るし、ココはボロボロ、おまけにノワは病院だし!」
うぅ…m(__)m
「ごめん…なさい」
「なにがそんなに気に入らないのよぉ~!」
…
「…外に出たい。学校に行きたい。友達を作りたい」
こんな暗いしろではない、別のところ。
「この城は広いけど窮屈だよ…」
「分かったわ」
お母様が真剣な眼差しを私に向ける。
「学校に行かせてあげましょう」
「っ!母さん!待ってそれは!」
「大丈夫よ。アイリ、その代わり、条件があるわ」
条件…?
私はゴクリと喉を鳴らす。
「あの男の子の記憶は消します」
えっ、それって…
「あなたがあの子と会ったことも、あの男の子には分からない。まえよりも厳重な魔法をかけるわ。あなたも、彼に言わないように。それなら、学校へ行くのを許可するわ。どう?承諾する?」
そんなのって…
悲しい、悲しすぎるよ…
せっかく出会えたのに…
「そんな悲しい顔をしないで。あなたの記憶も本当は消す必要があるのよ?あなただけ覚えているのも辛いけど、忘れて出会えない方がよっぽど辛いわ」
なぜかお母様の紫の瞳には、熱が籠っていた。
「わかった。その代わり、ちゃんと学校へ行かせて」
「交渉成立…ね。私のスキルで元々あなたが居たみたいになるから、緊張しなくて良いわよ。親友も作っておきましょう。どの子がいい?彼?」
そう言いながら、学校の生徒の情報をポンポンと出していくお母様。
犯罪だよ?43条だよ?
でも、私たちはそう言う家族だ。
結局、力だけで無理矢理どうにかしちゃうタイプの。
※家族構成※
アイリ14歳
にいさま(お兄様)レオ18歳
お母様(かあさま)(あかさん)フェリノア45歳
お父様(父さま)(父さん)??????
召し使い
アイリ
・お召し替え(ココ)ココア'シフィル
・使い魔(ヨル)(アサ)(ヒル)
・護衛用(エキドナ)(リリス)(マーメイド)
・真竜???????
※にいさまが過保護な為多い設定
レオ
・お召し替え(自分で)
・使い魔(ノワ)ノワール'アルティメア
フェリノア
・お召し替え(ドリアード)
・使い魔(ドリアード)
タイプ
アイリ(闇、炎、氷、風、土)(???)
レオ(水、闇、風)
フェリノア(風、土、毒)
父(?????)
火
ココ、エキドナ
水
マーメイド
風
ドリアード
闇
ノワ、ヨル、????
光
アサ、ヒル、????
チサト(水、氷)
ララ(光、土)
※ホノカ(草)
魔力が強い順に左から。
主人公チートです。苦手な方はここでお戻りいただく感じです。すみません。
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