逃亡

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「全く、世話の焼けるお姫様ですね、レオ様。貴方の妹ぎみは」 「すまない、ノワ。あいつを頼む」 「貴方の願いなら仕方がないですよ。かしこまりました、レオ様」 シュタッ … 「全く」 本当に、手のかかる奴だな。相変わらず。 昔だって俺が連れ戻さないと、どっかの誰かさんと10歳で駆け落ち何て考える奴だからな。流石俺の妹。 あぁ、誉めている場合ではなかったかな。 お母様がお怒りだ。 今日は魔物達とのパーティーなのに… おめかしは嫌がるし、髪はボサボサだし、 ご飯には目がないし… 厄介なのは、挨拶回りよりも あいつの方かな。 ま、それが楽しいんだけど…ね。
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