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ぼ~っと空を眺めてるうちに・・・
―――キーンコーン・・・
「あ・・・」
・・・ぼ~っとしてる間に授業終わっちゃった・・・
結局、帰りのSTもぼ~っとしたまま終わって、帰ることに・・・
「じゃ~ね~」
「ばいば~い」
みんなと別れて、駅に向かう・・・
何度携帯を見ても、あの人からのメールは来てない・・・
「あはは・・・嫌われちゃったかな・・・」
急いで教室を出てきたのはいいけど・・・
おうちに着いてもすることはわかってる・・・
改札口を通り過ぎて、いつもの電車に乗って・・・
「・・・あっ、いけない・・・電源切らなきゃ・・・」
携帯の電源を切って、空いてる席はっと・・・
これくらいの時間の電車は座れるからいいかな・・・
・・・ふと、今電源を切った携帯電話を見てみる・・・
この携帯・・・あの人とメールしたくて新しいのにしたのに・・・
今の携帯になったばっかりの頃はいっぱいメールしてたのになぁ・・・
・・・もう愛されてないのかも。
それでも・・・
諦めてる自分もいるけど・・・どこか期待してるじぶんもいて・・・
「・・・何やってるんだろ・・・私・・・」
こんなに切ない気持ち・・・初めて・・・
「いっそのこと・・・もっと別の人を好きになったほうがいいのかな・・・」
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