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(...て、....き、て。・・・ぉ、きてよ・・・・)
聞きなれた声と肩を揺らす優しい刺激に目を覚ます。
「ん。・・・・う、み?」
うっすら目を開けると嬉しそうな顔の海斗と目が合う。
「りくちゃん!お誕生日おめでとう!!」
「んー、あぁ、ありがと・・・。ん?どした?」
まだ寝ぼけてぼーっとしていると、なんだか目の前でもじもじしている。
「ぅ、あの…お誕生日だから、今日は、りくちゃんが…王様なの。」
一生懸命伝えてくれているが、良く分からないまま頭に王冠を乗せられる。
「ん?あー。ありがと?・・・・で?」
「ぁ、ぅ・・・えっと、、、命令は?」
こてんと首を傾げて聞いてくる可愛い姿に、思わず本音が漏れる。
「あー。セックスしたい。」
「ぅええ!?ん、、な、っ……バカッ!」
顔を真っ赤にして背けられたが、自分で言った手前引くに引けないし、多分プレゼントとか思いつかなくて、用意できなかった申し訳なさと、悩みすぎで頭がパンクしているようだった。
「夏らしくさ・・・・どろっどろに汗かきながらセックスしてみるか?」
俺も大概頭が沸いているようで、突拍子もないことを思い付く。
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