602人が本棚に入れています
本棚に追加
巽
『なるほどー。最後のひとつは?』
冬花
『最後のひとつは【狩人】だ。
狩人は【村人の中から一人を指定し、
その人物が夜のターンに人狼からの
襲撃を受けた場合に、これを撃退する】
事が出来る。
撃退するだけで、さすがに
人狼を仕留めることまではできないが……。
いわば、人間側のボディーガードだね』
磯野
『狩人が村人の護衛に成功する事を
【狩人GJ】って呼んだりするな。
狼が夜のターンにどこを噛んでくるか?
狩人が読み勝てれば、
人間側が有利になるぜ』
巽
『えっ、そんなのアリなんだ?
狩人はなら、自分を守っていれば
無敵なんじゃ?』
冬花
『原則として、狩人は
自分自身を守ることはできない。
狩人自身が人狼の襲撃を受ければ、
ほかの村人同様、
なす術なく殺されてしまうよ』
子子
『人狼側としてはさっさと片付けたい、
村人側としては極力
生き残って欲しい存在が狩人ね。
名乗り出たら即座に噛まれてしまうし、
見分けるのはかなり難しいわよ』
はこね
『狩人が昼の処刑で吊られちまったら、
村人側にはデメリットしかないんだよな。
目立ちすぎたらアウトだし、
消極的すぎてもダメ。
GJが決まれば確かに
戦況をひっくり返せることもあるが、
立ち回りの難しい役職だよ。
やり甲斐があるとも言えるけどさ』
巽
『いきなり狩人引いちゃったら、
プレッシャーだよぉ……。
もし、冬花ちゃんや紙音ちゃんが
狩人なら、人間側の勝ちは
決まったようなものなのに』
紙音
『おっ、タツミンよくわかってんじゃん』
冬花
『ありがとう。私が参加した場合、
脅威と見做されて早々に
退場するパターンが多いんだけどね』
最初のコメントを投稿しよう!