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蛍
『駿さんがいいと言ったのなら
私に否定することはできませんが……。
私のいない間に、そんな事を……』
駿
『いいじゃねぇか別に。
2人だけで飯食うより
大勢で食った方が楽しいだろ。
なぁ、蛍?』
蛍
『……私に、それを聞くんですか』
駿
『俺は飯が食えりゃ何でもいいぞ。
別段お前とじゃなくてもさ』
蛍
『………………』
巽
『ひ、ひどいよ駿くん!!
そんなこと言わなくたって!』
駿
『何でだ。
飯なんて誰と食っても
味はいっしょだろ』
蛍
『………………………』
はこね
『ほ、蛍……ガンバれ……』
紙音
『……蛍……
なんつーか、ごめんね。
私たち、あなたの事が
心配だったのよ。
これは本当に、嘘偽りない
気持ちだから……』
冬花
『蛍……私たちは席を外そうか?』
蛍
『いえ、いいんですよ……。
彼がこうなのは
別に今に始まった事じゃ
ないですから……』
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