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ーさらに1分後、
屋上のドアを開けて
諸悪の根源が現れたー
飛鳥
『どーも! パパラッチでーす!!』
はこね
『うわ、開き直ってんなぁ……』
紙音
『蛍チャマ、もう察し付いてると思うけど
情報リークしてきたのこいつだからね』
蛍
『…………別に今更
何も言いませんよ……』
巽
『そういえば駿くんは、
陸上部の臨時コーチだって
言ってたね?
飛鳥ちゃんとは
前から知り合いだったんだ?』
駿
『おう、
飛鳥たちの練習に付き合ううちに
監督に気に入られちまってさ。
臨時職員て奴になんのか?
それで、週3くらいで
教えに来てるんだよ』
飛鳥
『知ってる?
教育委員会のお偉いさんにも
妖怪っているんだよー。
その人に掛け合ってみたら
あれよあれよと採用試験
パスした事になっちゃったんだって。
笑っちゃうよねー』
巽
『そ、そうなんだ……?
というか、飛鳥ちゃんも
駿くんが妖怪だってこと
知ってるんだ……』
はこね
『大丈夫かよ、駿……
こんな、歩くワイドショーみたいな奴に
そういう事まで話しちまって……』
駿
『飛鳥は確かに軽いけど、
そういう分別はわかる奴だと思うぞ。
それに、さっきの巽の反応見てたろ。
誰かの耳に入ったところで
普通はああなるから大丈夫だよ』
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