それは嵐のように…

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それは嵐のように…

ずっと女社会で生きてきた… 勿論、恋はしてきた、実らない方… ステイタスの高い男達と… 「 紅姫…そろそろ恋愛体質変えた方が いいんじゃない? 」 いつまでも若くないのだから… 中学時代からの親友、花にそう言われた。 「分かっている、でもどうすればいいの?」 Nの仕事でH勤めの紅姫には 出逢いはD 又は友達の結婚式の披露宴や 二次会…Barとかの飲み屋… ステイタスの高い男を知っているだけに 同世代はどうしても粗が目に付く… 「 なんか、普通に結婚とか退屈なんだよね」 「贅沢過ぎる!」花の車で焼き窯で焼く イタリアンの店に向かっていた。 不意に携帯が鳴る… 「ごめん、取って…」彼女のカバンから一枚 の写真が落ちた… 落ち着いたスーツ姿に品のある顔… 「 誰これ?」携帯そっちのけで詰め寄る。 「 ああ、エリに紹介しようと思って… 」 「 なんで私じゃなくてエリなわけ…?」 「だって、紅姫注文うるさいし…」 「メチャクチャタイプなんですけど…」 「えっ、ホント…? 紅姫、いく? 」 「うん 」 こうして嵐山との出逢いは幕開けした!
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