28人が本棚に入れています
本棚に追加
/76ページ
それは嵐のように…
ずっと女社会で生きてきた…
勿論、恋はしてきた、実らない方…
ステイタスの高い男達と…
「 紅姫…そろそろ恋愛体質変えた方が
いいんじゃない? 」
いつまでも若くないのだから…
中学時代からの親友、花にそう言われた。
「分かっている、でもどうすればいいの?」
Nの仕事でH勤めの紅姫には
出逢いはD 又は友達の結婚式の披露宴や
二次会…Barとかの飲み屋…
ステイタスの高い男を知っているだけに
同世代はどうしても粗が目に付く…
「 なんか、普通に結婚とか退屈なんだよね」
「贅沢過ぎる!」花の車で焼き窯で焼く
イタリアンの店に向かっていた。
不意に携帯が鳴る…
「ごめん、取って…」彼女のカバンから一枚
の写真が落ちた…
落ち着いたスーツ姿に品のある顔…
「 誰これ?」携帯そっちのけで詰め寄る。
「 ああ、エリに紹介しようと思って… 」
「 なんで私じゃなくてエリなわけ…?」
「だって、紅姫注文うるさいし…」
「メチャクチャタイプなんですけど…」
「えっ、ホント…? 紅姫、いく? 」
「うん 」
こうして嵐山との出逢いは幕開けした!
最初のコメントを投稿しよう!