未来は続くよ何処までも

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今も、猫は1メートル後方の椅子の影で丸くなっている。名前を呼ぶと直ぐにやって来てしまうので、呼ぶ事はしない。目を覚ます(そして舐めて来る)可能性が高いので、触れる事も無い。互いで互いの動向と息遣いを感じる。人間同士で無くとも、『空気を読む』。読んだ所で、思うままに動くのが猫なのだが。それが分かっているからこそ、このオカシイ同居猫と暮らしている。人間だと、こうはいかない。そう思って出るのは、いつも安堵の嘆息だ。
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