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男は寝室を無遠慮にバンッと音をさせて開ける。 ドアの向こうには二人の寝床である大きなベッド。 そして先程の『自慰...ではなく準備』に使ったローションのボトルが布団の上に転がっている。 「ちょっと...俺が運びますからお構いなくっ! 」 男の腕で阻まれながらもそう言うと己よりも大きな南を奪い取ろうと男に抗うように抱きつく。 瞬間、であった。 「...ふぇ...い.じゅみ.? 」 男に抱えられ、泉に抱きつかれていた南の声が酒臭い吐息と共に吐き出された。 閉じられていた瞼がゆっくりと開き酒の所為なのか潤ませた瞳を覗かせる。 「...みな..み? 」 いつもの数倍の色気を纏った双眸が泉を見おろすと既にローションで濡らしていた己の穴がキュウと締まるのを泉は感じた。 「あ...」 泉を捉えた濡れた双眸がニンマリ笑う。 「あは...おれ..の..かあいい..いじゅみ...だあ..」 そう言うと凭れ掛かっていた体を動かし抱きついていた泉に覆いかぶさった。 「うぷっ...」 ぎゅうっと抱きしめられた体は若干足元が浮いたような気がしてばたつかせた。 しかし待ち望んでいた南の抱擁に泉の身体も喜び熱を持つ。 「んー?...あれぇ...いじゅ.み..コレ...」 フリルの手触りに素肌の感触。 抱き心地で判明したのか泉の格好に気づくと南は驚いて見つめた。 「..... 」 南は抱きかかえていた泉を床に下ろしその全体像を赤い顔で見る。
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