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「…それって、クビって、ことですか?…」
私は大声を出した。
場所は、コンビニのバックルーム…
私は禿げ頭の店長と二人でいた。
「…いやいや、クビって、大げさな…」
禿げ頭の店長は必死になって、首を振って否定する。
「…ほら…でも、矢田さん…もったいないじゃない?…」
「…もったいないって、どういう意味ですか?…」
「…ほら…矢田さんは、器用で、手が速い…おまけに、頭の回転も速い…こんな、小さなコンビニで、くすぶっているような人間じゃないよ…矢田さんは…」
禿げ頭の店長が言う。
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