集結。

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集結。

アナスタシアは、一時も眠る事なく朝を迎えた。 父、ニコライ2世のロマノフ王朝が終わりを遂げる事。 父に変わりアナスタシアがロシア帝国の指導者になると言う事。 ユスーポフ候が話している事は本当なのであろう。それが故に、不安と、恐怖に押し潰されそうなアナスタシアであった。 その夜定刻通り、昨夜と同じ時刻にアナスタシアはユスーポフ候の屋敷に飛んだ。
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