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独りでいること。
それを嫌だと思ったことはあまりない。強がりとか虚勢じゃなくて、本当にない。
誰かと居る、というのは気を使わないといけないから、むしろ嫌い。面倒くさいじゃないか。
それなら独りで殻に籠っている方が余程楽。
そりゃあ四六時中そうしているわけにも行かないから、時と場合によっては適当におべっか並べて誰かと居るのが好きかのように振る舞って見せたりもするけど。やっぱり、しんどい。味合わなくてもいい疲労感を味合わなくちゃいけない。そういうのはこう、精神的に来るものがある。
独りなら疲労もへったくれもないから、楽なものだよ。
だから、独りは嫌いじゃない。
……なんてね。
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