怪奇日蝕(かいきにっしょく)

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ところ変わりまして、国道19号線伏見通り・地下鉄大須観音駅付近にありますテナントビルの1階にあるゲーセンにて… (ズダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ…ピュンピュンピュンピュン…ズダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ…ドーン!!ドーン!!…ピュンピュンピュンピュンピュン…ズダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ…) 常吉は、塾へ行ってくると愛南たちにウソをついて家から出たあと、ゲーセンへ行きまして、夢中になっているハリウッドのゾンビ映画のシューティングゲームに夢中になっていました。 常吉は、コントローラーになっているベレッタ(シューティング)を持って、迫りくるゾンビたちを撃ちまくっていました。 常吉は、殺人思考のシューティングゲームが好きなので愛南にくどくどと言われた時や学校で先生からイヤミを言われた日には、塾を勝手に休んでゲーセンに行って、殺人思考のシューティングゲームでむしゃくしゃした気持ちを晴らしていたのでありました。 常吉は、愛南から『亡くなったおとーさんのようになりたくないのだったら(名門の中高一貫校)へ入学しなさい』とか『(ホストの父親)は大学へ行きながらホストクラブで働いていたけど、(ホストの父親)がいた大学のセンコウはね…ナンパか合コンのゼミナールしかせえへんけん…クソ以下の教授なのよ。』などとヘーキで言うていましたし、さらには、亡くなった祖父のことを『亡くなったじいじはね…ラブアタック(昔、朝日放送で日曜日の朝に放映されていた大学生参加型のコイカツ番組・マンガトリオが司会をしていた)に出場するために大阪の大学に行っていたのよ…』などとボロクソに言いまくっていたようでありました。 愛南がボロクソになって自分の親族や実父・義父の悪口を常吉にいうていたので、常吉は日増しに愛南に対して激しい怒りを抱くようになってしまったのでありました。 そうしたことから、常吉が殺人思考のシューティングゲームを好むようになってしまった…と言うことでありました。
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