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愛南は、ゆうまに常吉は塾へ行って一生懸命に勉強をして、一流大学へ行って、警察官になって、県民から信頼される警察官になることを目指していると言うていましたが、話の中に愛南の前のダンナや実の父親の悪口を多くいうていたので、ゆうまからヒンシュクを買ってしまったようでありました。
『前のダンナは、三流以下の大学卒だから役職をもらえんかったので、お給料が1円も上がらんかったのよ。』『前のダンナとドーキで入った人は前のダンナを追い抜いて一番に課長になったのに…』『前のダンナがグズだから、ドーキに抜き去られていたのよ…それなのにくやしいと想わずにイジイジイジイシイジイジイジイシ…』…
愛南は、そうしたゴタゴタが起こるたびに常吉がいる前で前のダンナの悪口ばかりを言い続けていたので、知らないうちに家庭内で孤立を深めていったようでありました。
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