2人が本棚に入れています
本棚に追加
何が何だったんだろう。
この何分か……あるいは何十分かの間に、何かこう物凄い何かに巻き込まれ、そして吐き出された。
そんな感覚だ。
頭はくらくらするし、心臓もバクバクしている。
どうかしているというか、気が狂いそうというか。
とにかく言えるのは、今までメモした事なんて、ほとんど何の役にも立たないって事。
彼女を……、あいざ……ち……千景の魅力は、即ちあの破壊力だ。
あれを描かない事には、彼女をモデルにしたなんて口が裂けても言えない。
そのためには、もっと、もっと彼女に近づかなきゃならない。
つまり、僕がこれからやるべき事はたった一つ。
教室に戻って彼女にこういうんだ。
今日は一緒に帰ろう。
最初のコメントを投稿しよう!