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「エリックになんて負けないくらい何度でも美優を愛せるし、探し出す事も苦じゃない。美優が嫌がるなら遠くから見守るし、絶対に美優を傷つけるような事をしないと誓うから……」
さらっと…
本当にさらっと言うから、一瞬聞き違いかと思ったのに。
「今以上に美優を好きなる。きっとね」
それは…告白なんだろうか……。
「俺のために、人間に戻って欲しい」
「私が何度忘れても…後悔しない?」
そう訊いたら、理緒はさっきまでとは違う、にこやかな笑みを浮かべて笑う。
「何度でも忘れて構わない。その度、新鮮な気持ちでまた恋ができる」
「私がまたブルドックみたいな顔に生まれ変わっても同じ事…言える?」
「言える。何度だって…美優を愛せるよ」
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