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「高校時代と変わらないよ。私に彼氏なんてできるわけないじゃん」
私が笑いながらそう言うと、店員は苦笑しながら去って行った。
「なんでよ……世の男どもは見る目が無いわ。私が男なら美優と付き合うな。絶対幸せになれるもん」
そう言って由香里は私の頬の肉をつまむ。
「ほっぺも柔らかくてすべすべだしね。抱き枕にしたい」
──いや…潰されるよ……。
周囲の視線がそう言っているように見えるのは気のせいじゃないだろう。
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