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私、死んじゃった。
〇神奈川県東横線沿いアパートの浴室 冬(深夜)
電車の音が浴室内に響いている。
浴室内は淡いオレンジ色の光に照らされている。
半透明の宮崎和美(29)が洋室の床に、うつ伏せに倒れている自分を呆然と見ている。
和美の大きな胸が床に圧迫されて横にはみ出している。
双方裸で切れたばかりと思われる魂の尾が和美の目の前でユラユラと揺れている。
和美 「あぁ……、やっちゃった。どうするかなこれ」
両膝を付き肩を落とす和美。
和美 「ああもう、芋焼酎なんか飲むんじゃなかった。あ、私の顔めっちゃ変、それに腰回りに お肉がー、あー、お尻の形が崩れてるー、やっぱ年には……、って私何考えてんのー!」
和美の声「私は宮崎和美あと三日でー、ん、歳だったんだけどー。
どうしてこんな事になっているかと言うとぉ」
和美の回想
〇同 ワンルームアパートの部屋 (夕方)
まるで男性の一人暮らしの様にちらかった部屋。
パソコンとプリンターが乗った机と、ベッドが部屋のほとんどのスペースをしめている。
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