私、死んじゃった。

7/9
前へ
/9ページ
次へ
助手 「クッ、博士、圧力が想定外です。これでは容器がもちません」    助手を睨む博士。 博士 「バカ! Aの32から、への五番までバイパスを引きなさい!」 助手 「あ、はい! すみません」    キーボードに指を走らせる助手。    再び机の上で虹色に光るガラスの器を、大きな瞳に映しながら。 藩士 「良し、いいわよ。虹色って好きだわ、赤よりも金色よりも、確変確定って感じで」 助手 「えっ、パチンコですか?」 博士 「ちが、集中しなさい。出て来るわよ!」     〇同 机の上のフラスコ。    フラスコの中には水が半分ほど入っている。    虹色の光がいっそう強くなる。    その丸いフラスコに水が半分ほど入っている中へ、歯磨き粉の中身が出て来る様に中指サ  イズの宮崎和美が裸で現れ、ドボン! と中へと落ちる。 助手 「やりました! 私にも見えます、魂が見えます!」 博士 「と、当然ね、なんせ私は、超長超! 天才なんだもの!」    くるりと振り返る博士。 博士の声「あー、よかったー成功したー、マジヤバだったー」 助手 「えっ?」    元の位置に戻り無い胸を張る博士。 博士 「な、何でも無いわよ! あと無い胸だけ余計よ」 助手 「はあ……」 博士 「そんな事よりー」     
/9ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加