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ー大阪 花開院家本家ー
・No side・
ーカコーン。
という鹿威し(ししおどし)の音が、静かな部屋に響き渡る。
部屋にいるのは着物を着た2人の男女。
1人は花開院家の跡取りである、花開院黒羽。
そしてもう1人は彼の“義母”である、花開院菖蒲(あやめ)だ。
「・・・黒羽さん、あんさん私に嘘吐きはったんやなぁ。」
「何のことかよぉ分からんわぁ。」
「とぼけたって無駄です。・・・あんの雪兎(ゆきうさぎ)がまだ生きてはるのは、あんさんの差し金やないの?」
「そんなん知らんわぁ。だいたい、雪兎をアンタが“亡くそう”としたのは俺が4歳の頃。その年齢の子供が、物事なんて分からんとちゃいます?」
「どうだかなぁ。あんさんは昔から、何を考えてるか分からへんからなぁ。」
「分からんなら分からんなりに考えたらどうや?」
「意地悪やなぁ。・・・来週、雪兎(ゆきうさぎ)がこの地に来ます。その時は絶対、あの兎を仕留めなさい。」
「はいはい。ぎょーいに。」
ーバタンッ。
「・・・ちっ。あの女狐め。俺の邪魔すんじゃねぇよ。」
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京都弁ってむっちゃ憧れるんだけど、分からない・・・!!
間違ってたらすみません( ̄▽ ̄;)
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