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今、私は一階の散策をしています。
高間さんは2階を見てくれています。
ここの小屋は、色々な妖怪が使っている物置小屋みたいな所らしい。
高間さんの受け売りだけど。
だから前来た時より物も増えてるらしく、使えるような物を散策中!
棚には多くの本が置いてあり、下の棚には薬や干物みたいな食べ物が入っている。
私は本の中に1冊の気になる本を手に取る。
表紙には「妖狐金色姫」と書いてある。
私はふとページを開く。
が、それがまずかった。
開いた瞬間、部屋が紫色に変わる。
『罠だ』
直感でそう思った私は本を投げ捨て高間さんの居る2階へ向かおうとしたが、なぜか階段の方へ行けない。
まるで透明な壁があるようだ。
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