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第7話 久しぶりでキスが止まらない
お風呂も入っていないのに私の唇を奪って、抱きすくめてゾワゾワする。
唇も性感帯ってこういうことか。
甘噛みされたり強めに吸われたり下を深く絡めあって、溶けだす感覚は至極の一瞬だと思う。
ままならない呼吸がそれを助長して私は唇を貪り首に腕を絡めて…そうするためだけに生まれたような幸福感があなたの腕と一緒にやってくる。
きつく抱きしめられて、私の口から漏れる息があなたの頬を掠める。そうすると私の右耳を舐め始める。
だらしない老猫のような鳴き声が私の口をついて出る。
「ふ…あぁあぁあん…にゃぁん…ふ…んぁあぁあ!」
もうこの声に明確な意思も理性も存在してはいない。
ただただ感じているという事実が私の横に同じように横たわっていることが分かるだけで。
「こっちばっかりやったら、バランス悪いよね。」
と、左耳にも吸い付いてきた。
声にならない声が私の口をパクパクさせる。
「もっと鳴いてほしいなぁ…左耳より右耳の方が感じるのかな。」
「意地悪…左耳声にならないくらい感じてるんだよ。」
「でもおっぱい舐めよう。目の前にあるし。」
私の胸をむんずと掴み揉み始め、乳首を甘噛みしながら吸ったりし始める。
乳首がヒリヒリするくらい噛まれたりなめたりされて、なんだか、乳首の気持ちよさが剥き出しになったような。
ちょっとつままれたりつつかれたりするだけですぐイッちゃいそうになる。
それでもいじるのをやめてくれなくて、乳首だけでイってしまう。
背中はゾクゾク甘いしびれでお尻のあたりまで力が入って、挿入してないのに潮を吹いて。
「あー、ベッドぐっしょりになっちゃったな。
こんなんで中までいじられたらまた潮吹いちゃうかな?」
と、乳首を舐めながら、私の奥の方を指で刺激し始める。
すぐに、私は体を仰け反らせて潮を吹きながらイッた。
その様子を見て愛おしそうにあなたはまた強めのキスをくれる。
そして私の中にあなたが入ってきちゃう。
連続してイった直後で敏感になったからだが、入ってきただけでイキそうになっちゃう。
そんな状態なのに、いきなり奥を突きながら乳首を噛まれてすぐ潮を吹きながらイッちゃう。
「もっとイって、中の痙攣が気持ちいいから。」
ほらともう一突きされるとまたイってしまって。
そんなふうに責められるのも好きなんです。
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