統合戦術指揮官

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いずもはJOU(ジャパン・オーシャン・ユナイテッド)社によって2017年に建造、就役した ヘリコプター護衛艦である。 基準排水量26000トン、満載排水量31000トンは 言うまでもなく海上自衛隊史上最大の 護衛艦であり、265mの全長はかの有名な 戦艦大和すら上回る。 前級のひゅうが型護衛艦(基準排水量13500トン)と 比べて排水量で約2倍、全長で約1.3倍も 巨大化した理由は、ひとえにこのいずもが 戦闘機の運用も視野に入れた、 航空機運用に特化した護衛艦だからに 他ならない。 第1甲板(上甲板)は全長262m×幅40mが 確保され、第3~第5甲板を 通じて設けられたハンガー(航空機格納庫)は 全長155m×23m、前後部に設置された 2基のエレベーターは32トンまでの 昇降が可能だ。これは最大重量27.5トンの F35Bを無改造で昇降できることを意味する。 いずも就役に伴い、国内外で 激しい議論を呼んだ。 この船がF35の搭載を前提に建造された ことが明らかだったからだ。
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