統合戦術指揮官

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このF35Bが登場によって、 世界の海軍の常識は大きく変化した。 これまで空母といえば、アメリカなど 大国が持つ兵器であり、中小国の海軍は 海上打撃力を潜水艦やフリゲートで 補ってきた。 だがしかし、F35Bはカタパルトが無くとも、 それなりの広さがある全通甲板を 備える艦艇なら誰でも飛ばせる。 つまり、これまで空母の導入を断念していた 各国もF35Bを採用すれば簡単に 軽空母戦力を手にできるようになったと 言うわけだ。 しかし、導入のハードルこそ下がったものの、 洋上で戦闘機を運用するのは決して安価ではない。 そこで海上自衛隊は容易に戦闘機搭載艦に 改造できるヘリコプター護衛艦を 建造し、情勢の変化に適応できるよう 計画した。それが海上自衛隊最大の護衛艦 "いずも型"である。
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