夕日

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学生時代、最後の思い出 学生時代、最後の後悔 「…好きです」 「…ごめんなさい」 夕日が、とても似合う人でした 夕日が、とても好きな人でした 「…僕こそ。彼氏がいる人に…ごめんなさい」 「…ううん、いいの…ありがとう」 あんなに哀しげな笑顔を、僕は知らない あんなに澄んだ瞳を、私は知らない 「…一年の時からだよね?」 「…うん」 こんなにも、気持ちが奪われることは初めてで こんなにも、胸が苦しくなることは初めてで 「…そっか。ごめんね…」 「…全然。嬉しいから…」 もっと、早く声をかければよかった もっと、早く手を伸ばせばよかった 「…僕たち、正反対だね。」 「…うん、見た目も、きっと中身も、全部ね。」 貴女は、きっと忘れているだろう 貴方は、きっと傷ついているだろう 「…」 「…」 あのとき、もっと違う事を言えば あのとき、もっと違う事をすれば 今が変わっていたかもしれないのに 「…じゃあ、これで最後だね。」 「…うん、今日で学校も最後だしね。」 今のこの空を、貴女も見ているだろうかと 愚かな僕は考えてしまう 今のこの空は、貴方にどう映るのだろうと 浅はかな私は想ってしまう 「「さようなら」」 貴女が、好きでした 貴方に、愛してほしかった
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