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「おい、こんなところで寝てると風邪引くぞ?」
辺りは見えないが心地良い風が吹き、声と同時に草木が揺れている音も聞こえてくる。
「タクマ!この人大丈夫だよね!?」
「さぁ?どうだろうな?」
「そんな!?」
薄っすら目を開けると目の前には自分より3~4歳ほど上と思われる少し背の高い1組の男女が向かい合って話し、少し奥には彼らの仲間と思われる自分と同じくらいの背丈をした少女が立っている。
「冗談だ、ほら目が覚めただろ?」
「もう!タクマったら!」
「立てるか?」
赤髪の女性は顔を膨らませると、青髪の青年はそれを無視し、こちらへ手を差し出した。
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