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ぽたり ぽたり
単調なリズムで滴る雨だれ
風雨に揺れる青もみじ 伝わる雫 深みを増す緑
彼のユニフォームの色を知らず重ねている
年経て尚 鮮やかによみがえるその色
ぽたり ぽたり
また同じ季節がやってくる
ぽたり ぽたり
心を濡らす雨音に ただ身をさらす
夜の闇を覆う 分厚い雲
その果ての見えない星に目を凝らす
たとえ見えずとも それはそこにある
空の向こう 闇の向こうに星はある
あの日 ふたりに降った満天の星羅
もう ともに見ることは叶わないけれど
一陣の風に ひらめき揺れる緑の濃淡
空虚な胸に じわりと広がる苦い波紋
ぽつりと呟く 忘れえぬ名
これは 私の無意味な後悔
これは 私が選んだ孤独
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