Should Become Happy

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「俺が去年買ってやったポーチだって、赤色のチューリップ付いてるだろ。もしかして使ってないのか?」 「え?」 俺の言葉に笑顔でキョトンとする理子。 オイオイオイ、 「え?じゃねーよ?あの時金持ってねーって言って、俺に強請って買わせたじゃねぇか。もしかして大量にありすぎて結局使ってないパターンなのか?」 「ど、どうだろう……?」 冷や汗を垂らしながら答える理子。 渡した時、大感激してた。 赤色のチューリップの花言葉が『愛の告白』とか『永遠の愛』らしいから。 「ひでぇ女。もう帰る」 ガシッ! 踵を返したら必死に俺の腕を掴んだ理子。
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