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「ねぇねぇ慧人!これ見て!」
「ん?」
放課後、待ち合わせたカフェでコーヒーを飲んで休憩していたら、大興奮の俺の彼女の理子が見せてきたのは、タブレットに掲載されている広告だ。
性別、顔、性格は様々なタイプの中から選べる。
一日充電時間三十分で二十四時間稼働。
使用していない時は首の後ろのスイッチで電源オフ。
オプション次第で警備タイプまで可能。
等々、家政婦アンドロイドの説明が載っている。
「愛ちゃんの家は買ったんだって!一千万円もしたんだって!」
愛とは理子の親友で、小学中学と俺も一緒で俺も知っている。
「すっげぇ……ウチは無理だろうな」
俺は羨ましそうに返す。
「うんうん、ウチもだよ」
理子も羨ましそうに頷く。
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