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「うっ……ごほっ、ごほっ」
口に出されたザーメンを、うっかり少し飲んでしまい、俺は涙目でむせた。
警察官がそんな俺を見下ろしながら、不意に、靴を脱いだ足で、俺の股間を踏んできた。
俺は思わずビクっと肩を跳ねさせる。
「なっ」
「おしゃぶりしただけで、なに硬くさせてるんですか」
警察官に指摘され、俺は驚いて靴下の足の下敷きになっている自分の股間を見た。
そこは、なぜか硬くなっている。
「ち、ちが、う……」
混乱に、俺は首を振った。
そうだ、これはべつに、男のペニスをしゃぶったから勃起したのではなく、窒息するかも、という命の危険にさらされたが故の、本能的な勃起だ、と自分に言い訳する。
しかし、やわやわと警官の足が強弱をつけながら刺激してくるので、俺は地面に座り込んだまま、みっともなくヘコヘコと腰を動かした。
「踏まれて感じてるんですか。犯罪者の上に変態だなんて、呆れたひとですね」
警官が冷静な声で俺を詰ってくる。
恥ずかしい、と自分でも思うが、ぐに、ぐに、と足の裏でペニスを踏まれ、俺は間違いなく快感を感じていた。
「立ちなさい」
警察官の短い命令とともに、足が離れて行ってしまう。
それを名残惜しく思いながら、俺はのろのろと起き上がった。
手錠を外してくれるのだろうと思った俺は、両手を警察官の方へ差し出したが、男は目を眇めただけでそれを無視して、俺のズボンへと手を伸ばしてきた。
「おしゃぶりがうまくできたので、少しだけご褒美をあげましょう」
そう言いながら、警察官の手が、ズボンのファスナーを下ろす。
ごそり、と中に手を入れられ、俺は体を竦ませた。
ひんやりとした警察官の指が、俺のペニスに絡みついて、ズボンの外へと連れ出した。
俺の勃起したペニスを、警察官が唇で笑う。
「もうこんなに濡らして……淫乱なんですね」
淫乱、なんて初めて言われた。
俺のいままでの性的嗜好は至ってノーマルで、ふつうに女しか相手にしてこなかったが、いま、男の手によって俺のペニスはぎんぎんに興奮している。
鈴口からだらだらと先走りの液体が漏れ出している俺のペニスを、警官が、無造作に手でしごいてきた。
しゅ、しゅ、と指で作った輪を上下に動かされ、それだけで腰が震えそうなほど感じた。
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