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「くっ……んっ」
自慰とはまったく違う刺激に、つい声が漏れる。
「シャツを胸までまくりなさい」
俺のペニスを手淫しながら、警官が命令を寄越した。
もはや抗う気も起きず、俺は、命じられるままに胸までTシャツをまくった。
空いていた男の左手が、すぐさま俺の乳首へと伸びてくる。
カリカリと指先で突起を引っ掛かれ、むず痒いような感覚に襲われた。
「ここを弄られたことは?」
「な、ない、です」
「へぇ。その割に、なかなか感度は良好ですね」
乳輪の周りを円を描くようにくるくると這った指が、戯れに乳首を抓ったり摘まんだりしてくる。
その度に俺の腰が揺れた。
男にしごかれているペニスは、もう発射寸前だ。
しかし俺はそこで、不意に尿意を覚えた。
考えてみれば、ビールをかなり飲んでいる。
一度尿意が気になると、みるみるうちに切羽詰まってきた。
「は、離して、くださいっ」
俺は情けない声で男へと訴えた。
警察官は軽く眉をひそめ、
「イきたいのですか?我慢しなさい」
と無慈悲に言った。
「ち、ちが……」
「我慢できないなら、こっちは一旦やめましょう」
警官の手がペニスから離れ、俺はホッと息を吐く。
その俺の口へと、警官の指が二本差し込まれた。
「ぐっ……」
呻いた俺の舌を指先で掴み、口の中の唾液を指に絡めさせる。
俺の口を指で攻めながら、警察官が、
「下を脱ぎなさい」
と言った。
俺は首を振ったが、冷ややかな視線に睨まれ、おずおずとズボンと下着を脱ぎ捨てた。
路地裏で、男相手に下半身裸になっている。
……自分の姿に、羞恥心が込み上げてくる。
丸出しになった俺の尻の狭間に、警察官が俺の口から引き抜いた、ぐっしょりと濡れた指を、滑り込ませた。
まさか、と思った瞬間。
俺のアナルに、警察官の指が挿入されたのだった。
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