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音に気付き、恭一郎はうなだれていた顔を上げ、教室の扉を見た。
すると、そこには。
五人の男子生徒たちが立っている。
男子生徒たちの中の一人の弥生悠が口を開いて、
「恭ちゃん、またぁ~?」
とからかうような口ぶりで言った。
男子生徒たちの姿が目に入ると、恭一郎は
「はぁ~…。
なんだ、お前らかよ。
びっくりさせるな」
と安心して、言う。
また相談事をしにきた生徒が来たとでも思ったのだろう。
恭一郎の言葉に
「驚かせたか?
ごめんごめん」
と軽く謝る五人の中の一人、立川哲平。
続いて、相田英介が
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