別にやましいことはしていません

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 足音が完全に消える。  完全に足音が消えると、恭一郎は一人、空き教室で  「はぁ~」  と疲れたようにため息をついた。  ため息をつくと、恭一郎は続けて、  「なんで、ここにはあーゆー連中ばっかりいるんだ…?」  と疲れたように小さく呟く。  以前、恭一郎はある相談事を先輩からされ、アドバイス?をした。  相談事というのは恋愛絡み。  その時、恭一郎は遊び半分でそのアドバイスをする。  その結果…。  なんやかんやあったが、先輩とその相手の人は見事にカップルに。  それ以来、恭一郎の噂を聞いて、依頼者が続出した。
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