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「いつもながらに…。
モテますね」
と半分イヤミに、半分感心したように言った。
英介の言葉に恭一郎は
「モテるの意味が違うだろう…」
と反論する。
恭一郎と英介の会話に
「フッ…」
と波縫真は微笑んだ。
「…でも、いーの?
毎回、あんなふうに追い払って?」
笹原壮太が少し遠慮深げに聞く。
恭一郎は
「いいんだよ!
こっちは迷惑してるんだから!」
とうっとうしそうに大声を出して、答えた。
話をしながら、教室の中へと入ってくる五人。
恭一郎のそばで足を止め、立ち止まる。
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