第三章 偽善者

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まさか、こんなにも早く次の犠牲者がでるなんて。 智司はすぐにLINEを開きグループに話をした。 すると、 「やばいよね… 太一が殺されたってことは、次はあいつらか。 頭いい組だね。 じゃあ犯人を突き止めるためにも少数で2人に会わないか? 賛成! じゃあ詳細はまた後で送る。」 智司は意外とみんな太一の死をあっさりと受け入れたんだなと少し軽蔑した。 だがなぜ太一なのだろうか、春樹の手紙を無視したからなのか、だとしたら無視したことをなぜ知っているのか。 智司は周りを見渡す。 「まさか…な」 月曜日 智司は他のクラスの2人に話を聞くべくして2人のいるクラスへ入った。 どうやらここは経営学部の人たちのようだ、あらゆる資料やパソコンを用意してそれぞれの机に置いてあった。 今からプレゼンなのだろうと思いながら2人を探す。 探しているとパソコンを必死に打っている人が1人いる。 あいつだ。 確か名前は佐伯だったきがする。 とりあえず智司は話しかけてみることにした。 「佐伯…だよな?」 「誰だお前」 「小学校の時隣のクラスだった海藤だよ」 「しらねぇし、覚えてねーよ。てか、今忙しいから話しかけてくんな。」 そう言って佐伯はまたパソコンを打ち出す。 「そっか…ごめん。」 智司はその場を立ち去ろうとした時、 「あー、お前死んだ奴がいるクラスか、なんか話があるんだろ。このプレゼンが終わってからならいいよ」 「じゃあまた後で」 智司はその場を離れてプレゼンが終わるまで待った。
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