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それから、智司は小学校を難なく卒業しあのニュースを見るまで普通に過ごした。
博臣と克樹はその後不良校にいって喧嘩ばっかしていると噂を聞くぐらいだった。
まさか知り合いが死ぬなんて・・・
そんなことを思い出しているときに家のチャイムが鳴った。
ピンポーン
ドアを開け郵便物を受け取る。
手紙?しかも俺宛に。
リビングに戻りはさみで開け手紙を読む。
暑さなど忘れるくらいの寒気がした。
送り主は春樹からだ、死んだはずのあいつが・・・まさか。
手紙の内容は、
ーー俺はあの二か月を忘れない。
あいつらには罰をくらって当然だ。
そして、見て見ぬふりをしていたお前も周りにいたやつらも同罪だ。
だから、これからクラスの奴ら全員に罰を与える。
逃げても無駄だからな。
横尾 春樹ーー
智司の手の震えが止まらない。
そうだ、大学に同じ小学校の奴がいる明日そいつに話してみよう、何か知っているかもしれない。
翌日、大学に急いでそいつに会いに行った。
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