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第二章 横尾 春樹
弱い者いじめや、ピンチなときはいつもヒーローが現れるもんだ。
なんとか戦隊や仮面ライダー〇〇とか・・・けど、現実はそう簡単にはいかない。
助けてくれる人はいるが、そんなのごくわずかだ。みんな多数のほうに流れ少数は変人扱いされみんなそいつのことを避ける。
ならいっそ死んだほうが楽なんじゃないか、死んだところで世界が変わるわけではない。
でも、お母さんには悲しんでほしくないからもう少し頑張ってみよう。
僕は横尾 春樹
家族はお母さん、お父さん、そして弟の四人家族だ。
僕のお母さんはとても優しくて、転んだ時もちょっと擦りむいただけなのに、おっきな病院につれていこうとするぐらい過保護だ。
幼稚園の時、お母さんの絵を描いた。
すると、お母さんは泣いて喜んでくれた。将来は画家にでもなろうかな。
お父さんは仕事ばかりであんまり話したことがない。でも、仕事に行くときのお父さんの背中はとてもおっきくて、かっこよかった。
僕は小学生になった。
友達出来るかな、不安でいっぱいだ。
その不安は的中し、友達はできなかった。
なんで?僕は友達が欲しいだけなのに、なんでみんな避けるの?
やがて僕は友達は友達が欲しいとは思わなくなった。
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