第二章 横尾 春樹

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東京に着いた後も適当に歩いて時間をつぶし、自由時間は終了し、ホテルに行く前に人数確認として集合しないといけない。その時に、財布を拾ったが誰のかわからないので担任の先生に届けようとしたときに、後ろから、 「それ俺のなんだけど返せよ」 財布を奪い取るように財布を取った博臣。 僕はただ拾っただけなのに感謝の一つも言えないのか、まぁいいや話さなくて済む。 ホテルの部屋は2人部屋で智司と同じだ。だが、智司はすぐに出ていき、しばらくして、うるさい二人が入ってきた。 「財布の金お前がとったんだろ、あの時俺の金盗んだ後に財布捨てようとしたんだろ」 なにを言ってるんだ。そんなの自己責任だろ、僕は取ってないしただ拾っただけだが、どうせ信じてくれないだろう。自分のせいだなんて、認めたくないから人のせいにするんだ。 だから僕は黙った。 黙り続けていると、先生の声がしたので二人は焦って帰っていった。それから二人にはにらまれるがなにもなかった。 家族のお土産を買って家に帰って家族に渡した。 次の日、いつも通り学校にいくと上履きがなくなっていたので来客用のスリッパで代用した。 休憩時間トイレに行くと後ろから水をかけられたが我慢した。反抗してなにか事件を起こしたらお母さんに迷惑がかかる。 だから、なにをされようと我慢した。 それを耐えて二か月が経ったとき病院から電話が来た。     
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