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話したいことならたくさんある
尽きることのない思い出も山ほどある
一緒に見た夢は見きれないほどある
同窓会のある日曜の朝は格別だ
オーブのネックレスもハイヒールもスムージーも自分には必要ない
東京駅のホームに魅せられて
窓の外の景色に幸せを思い浮かべる
最後は駅弁を食べながら騒がしいあの頃に戻っていく
そんな日曜の午前11時
私の心は東京から新幹線に揺られて昔に戻る
地元の駅で両手に持つ紙袋に満足げに微笑む
3分過ぎてもまだ心はあったかい
ホームを歩きながら魔法がかかる
日曜の午後2時は楽しい
私の隣は優しい
一生の友達はなかなか手に入らない
だからこころが色づく
みんなに会えたなら
昔に戻る日曜の夜
こころに新月が映る
欠けることのない新しい月が
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