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TOP GUN part 1
智樹は、迷彩戦闘服を着た2人の兵士と大きな扉の前に立っていた。
「よっ! また会ったな、お手伝いさん!」
アゥストフと言う無精髭の男と、見た事の無い金髪でハーフアップの男が、智樹を挟むように立っている。
アゥストフは、ボリボリと頭を掻きながら面倒くさそうに話を始めた。
「えーっと、改めて自己紹介しておく! 俺の名前はアゥストフ・マッキンリー! 一応、大尉やってる。で、そっちの金髪の若いのが、グエル・ヘイへ少尉! 俺の部隊の狙撃手だ!」
アゥストフは反対側でニヤニヤしている兵士を紹介した。
「あんたは結婚した夫婦の夫と、罪を犯して捕まってる囚人の違いがわかるか?」
智樹は突然グエルという男から質問された。
「えっ? 罪を犯してるか、そうじゃないか。じゃないのか?」
智樹はそのまま思った事を答えた。
「はっずれぇぇ! 囚人は態度が良ければ釈放してもらえるだろ?」
グエルはそれを言うと、一人で大爆笑していた。
「あぁ、ごめんな! 俺はグエル、グエル・ヘイへ! よろしくな! あんた、基地に鉄の鳥で入ってきて、取り囲まれてた奴だろ? 面白いじゃん! 名前なんてーの?」
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