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こいつは凄まじく明るくてフランクな奴、どこか自分に似ていると智樹は思った。
「あれは参ったぜ! ノーリの指示で着陸してみれば、今にもWTの部隊に撃たれるかの瀬戸際! 外国で捕虜になる人たちの気持ちがわかったぜ! 俺の名前は長坂智樹、ファーストネームが智樹で、ファミリーネームが長坂だ! ローフィって呼んでくれ!」
智樹は交互に2人と握手した。
「ところでさ? 二人はオーラ力ちからとか、使えちゃったりするの? ハイパー化とかで、機体大きく出来ちゃったりするの?」
智樹はロボットに乗って戦う人たちに、一回は聞きたいと思っていた質問をしてみた。
「何の事だ? オーラ力? ハイパー化? WTは設計で大きくは出来るだろうけど、特に大きくするメリットも無いしなぁ」
アゥストフとグエルは顔を見合わせ首を捻っている。
「じゃあ、ニュータイプとかは?」
智樹がまた新たな質問をした時、ちょうど良く目の前の扉が開き、中にいた兵士が敬礼した後、三人に声が掛けられた。
「中にお入りください!」
智樹とアゥストフとグエルは言われたまま、その大きな扉の中に入った。
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