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呼ばれた兵士についていくと、三人の前には玉座に座る王様らしきダンディーな男と、その横には、ずらっとスーツを着た人達が並んでおり、その中にノーリの姿も見つけた。
すると、先導している兵士が急に止まり、「全体、止まれ! 全体休め!」と声を張ったので、智樹はとっさに休めの体制を取ってしまっていた。
「陛下! マッキンリー大尉、ヘイへ少尉、ならびにお客人! 以上3名が参られました!」
玉座に座っている王様らしき人に、大声で報告していた。
智樹はそんなに声を張らなくてもいいだろと思いながら聞いていた。
「ありがとう! 元気があってよろしい!」
王様らしきダンディーな男性は大声の兵士に声をかけたのだが、兵士は嬉しかったのか更に大きい声で、「ありがとうございます!」と広い部屋の中に声を轟かせた。
それを気にもせず王様は、3人に話しをかけた。
「3人共、ご苦労様だった! 君がローフィ君かね? ノーリ君から話は聞いてるよ! 私は、グラティス・ブラガー3世、この国の国王をやっている」
王様の口からローフィと言われたので、智樹は一瞬ノーリを見たが、ノーリは涼しい顔をしていたので、「はい!」と話を合わせる事にした。
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