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未知との遭遇
見た事の無い土地を探索するために、見た事の無い空をひとしきり飛び回り、街を確認したところでF-2戦闘機バイパーゼロの燃料がそこを着き予備燃料タンクに切り替わる時の動作切り替え音が聞こえて来た。
「あそこの牧場に、一時着陸させてもらおう」
智樹は目についた牧場に着陸して、牧場主に事情を話すべく高度を落とした。
その時に、ちょうど牧場に入ってくる昔の型のような自動車がみえた。
ーーーー
「カーネルさん、今日もミルクを買いに来たよ!」
白衣を着た女性が自動車をおりて、牧場主らしき人物に話しかけていた。
「ノーリちゃん! いつもありがとね! はい、今日の分!」
優しそうな牧場主の男は、話をかけて来た女性にミルクを渡している。
「カーソン牧場のミルクを飲まないと、どうにも頭が回らなくてね」
女性と牧場主がそんな些細な話をしていると、空から轟音と共に巨大なミサイルに翼が生えたような姿の鉄の塊が、滑空して広い牧場に着陸した。
「な、何だー! 俺の牧場に爆撃かぁぁぁ!?」
牧場主は目を丸くして、そのミサイルのような姿の鉄の塊に仰天していた。
だが、そんな牧場主を尻目に白衣の女性は興奮したような声を上げていた。
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