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「こ、これはー! 空を飛ぶ物体ぃぃぃ! いったい誰が開発したのだ!」
二人が困惑している中、鉄の塊の先端についているキャノピーが開いて、着ている対Gスーツを脱いで、一人の男が降りてきた。
そして、その男は二人に向かって大声で話しかけている。
「おぉぉい! あなた達はこの牧場の人ですかぁぁぁ? てか、言葉通じてますかぁぁぁ! 通じていれば手を振ってくださぁぁぁい!」
その男の言葉が通じたのか、白衣の女性が腕を大げさに振っている姿が男の目に映った。
「良かった! 言葉は通じるみたいだ!」
その男は、その腕を振っている女性の姿を見て、一目散に走り出した。
ある程度長い距離を走り二人のもとについて、肩で息をしながら話しかけ始めた。
「急に着陸してごめんなさい! 燃料が切れそうで、ここの牧場が広かったのでここにしか着陸できませんでした!」
空を飛び回っている時に発見した軍事基地みたいな所にも着陸できたのだが、無線が利かなかったのでやめる事にした事は、内緒にしておく事にした。
「俺の名前は、長坂智樹、日本国航空自衛隊北部航空方面隊第3航空団飛行群第3飛行隊所属で、階級は2等空尉、歳は28歳、三菱F-2戦闘機のパイロットやってます! よろしく!」
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