あの女

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父さんは夜勤のために今仮眠中、 母さんはパートかな。 とりあえずテーブルの上のそれを温めてから食べ出す。 「…ん?」 なんだろう、この違和感。 ハンバーグを食べながら考える。 それにしても… 「今日で三日か。」 不安だ。正直怖い。 夕飯を終え風呂に入り、一通りの流れを終えると途端にそんな感情が押し寄せてくる。 「クラスの奴らに話してもネタにされただけだしなぁ」 思い起こす。 何かあったら電話しろよ、ねぇ。 最後に一応は言ってくれたけど。 肩を叩かれた感触を思い出し、 左肩をさする。
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