あの女

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そうこうしている内に暗くなり、 電気を消し布団にこもる。 …。 怖い。 ギシッ。ギシッ。 (…うう。こえぇ。まさか本当に来たのか?) そっとガラス戸を見つめる。 包丁らしき物を持った女が通り過ぎようとする。 …良かった。通り過ぎたか。 待てよ…。 この先に居るのは、 (父さん…。) 仮眠中の父を思い起こす。
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